需要が多い介護士は、介護職員初任者研修を取得しておけば、有利に転職活動を進められます。
多くの場合は資格取得のためにスクールに通うことになりますが、最短で1ヶ月で資格を取得することができるので、取得しておくほうが仕事探しの選択肢は広がります。
ただし、需要が高いという理由だけで安易に介護職へ転職をしてしまうと、後悔することになりかねません。
なぜなら、介護職は需要が高いものの、離職率も高いからです。
介護の仕事は慢性的な人手不足により、施設によっては一人の職員が担う仕事量が膨大になることがあるようです。
しかも、残業が多かったり、ギリギリの人数で仕事をしていると、休日出勤を強いられることも少なくありません。
入所型の施設だと、ただでさえ夜勤があるので、そのような環境下で働いていると、肉体的な疲労はもちろんのこと、精神面でも疲れがピークとなってしまうため、離職者が後を絶たないと言われています。
ですから、安易に介護職への転職を試みると、「自分のイメージ以上の過酷さだった」と後悔をしてしまうのです。
ですから、介護の仕事に就こうと思ったら、まずは業界のことをリサーチするとともに、そこで働く人たちの喜びや苦しみもしっかり把握しておきましょう。
ネット上には、様々なメデアがあり、介護職のリアルな声を発信しているものもあるので、それらを参考にして、「この業界で頑張る!」という覚悟を固めることが大切です。